私自身が一番大切にしている事があります。
それは『基本』です。
幸い長い期間に渡りサッカーやフットサルといった競技に携わる事が出来ました。
サッカーを始めたての時はドリブルなど華麗なテクニックがカッコ良くてずっと真似事ばかりして練習に明け暮れてました。
色んな選手と対戦して気付いたのですが、優れた選手である程基本技術がしっかりとしていました。
ボールを止める・蹴る・走るという基本が優れた選手はどのカテゴリーでプレーしていてもコンスタントに出場し活躍をしてます。
フットサルにおいて幸いにも日本のトップクラスのチームで練習をさせて頂く機会を頂きました。
どんなテクニックを持っているのか観察してましたけど対面パスといった基本練習をとても真剣に取り組んでました。
練習の2時間という限られた時間を基本技術の質に納得がいかずに基本練習のみで終えた事もあるという程上級者である彼等ですら基本を大切にしていました。
従って紅白戦でもパススピードが速い。
その速さを普通にトラップして速いパスで展開する。
そして終始走り切るフィジカル。
特別なテクニックなど皆無といって良いくらいの内容でしたが私の想像以上に高い基本技術。
基本は一見地味ですが一流ともなると一見地味で面白くない基本練習を高い水準で厳しく取り組んでいます。
かつて高校サッカー界で戦後最多優勝を誇る帝京高校サッカー部の監督であった小沼先生のインタビューがとても印象的でした。
勝てる要因は?
『基本に徹する事です。どんな状況でも基本を卒なくこなす。』って感じの内容が非常に心に残ってます。
私がサッカーで尊敬していた中田英寿氏も『基本があれば1を100にする事が出来る。』と言っていました。
98年ワールドカップ時は中田選手は若手でしたけど、基本をとにかく大切にしていた選手だったと記憶してます。
足のどの指でどの程度の力で蹴るとどんな軌道のボールが蹴れるのかを確認しながらパス練習をしていたそうです。
私自身が憧れているking kazuこと三浦知良選手も中田選手のボールは下手くそだとトラップ出来ないと言っていたのが印象的です。
逆に言えば基本がしっかり備わっていたからこそセリエAでスクデットを獲得出来る選手になれて世界で通用した選手になったのだと思います。
どんな世界においても基本は存在すると思うのですが新しい分野に飛び込んだとしても基本を徹底的に追求していきたいと思います。
子供も空手を習っています。
私は空手の事はよくわかりません。
しかし、基本は必ず存在するはずです。
ですから子供には基本練習は目の色変えて真剣に取り組んで欲しいと伝えてます。
基本が備わって初めて応用が可能になるからです。
足し算、引き算がまともに出来ないのに掛け算、割り算など出来るようになるはずがありません。
家に例えてみても基本である基礎の部分がしっかりしてこそ家は立派に崩れずに建ち続けられますし、基礎がボロボロだと上物がどれだけ立派でも崩れてしまうのです。
資産形成においても大切だと思う事は収入と支出を把握して収入の範囲内で支出をコントロールする事が基本的な部分になるかと思います。
基本が徹底された上で投資に取り組むという道が開けるのではないでしょうか。
人間においても一緒だと思います。
どんなに上っ面だけ良くても人としての基本がしっかりと形成されてないと強者には一瞬で見抜かれてしまうように思います。
人として誠実であり続け挨拶や感謝という基本部分は徹底的に磨き上げていきたいと思います。
28年という長い期間サッカーやフットサルに関わってきて身に付いたというより気付かされた基本の大切さは今後どんな道を進もうと生かされていくと信じてます。
関わる全ての皆様いつもありがとうございます。